スナックとガールズバーの違い

スナックがある路地裏

街を歩いていると、沢山の飲み屋を見かけます。一般的な居酒屋やバーも多く見かけますが、当サイトで紹介しているガールズバーをはじめとして、スナック、キャバクラ、ラウンジ等、女の子との会話を楽しむお店も多々あります。

その中でも私たちに最も馴染み深いのはスナックです。スナックはどんな田舎でも一軒か二軒はあります。夜な夜な常連さんが集まってお酒を飲みながらカラオケを歌っている風景は、お店の外からでも想像がつきます。

世のおじさんの夜を支えてきたスナックですが、一方で2000年代から急増しているのがガールズバーです。業態的にはほとんどスナックと同じなので、いったい何が違うのかほとんどの人が理解していません。

そこで今回はスナックとガールズバーの違いについて解説します。これから夜遊びを考えている男性、夜の世界で働こうと考えている女性も、それぞれの特徴を理解して自分に合ったお店選びの参考にしてください。

スナックとは

「アルコール以外にスナック(軽食のこと)を提供するバー」という由来から、スナックバーという名前が付きました。一般的にはスナックと呼ばれています。スナックといえば、ママさんがカウンター越しに接客するお店です。軽い食事をしながら、ママさんとの会話をしたり、初対面のお客さんと盛り上がります。予算は5,000円~と低めで、少人数小規模のところが多く、新規のお客さんも居辛くならないほどアットホームであることが特徴的です。

法律的な位置づけは?

スナックは飲食店であり風俗店(接待をするお店)ではありません。パッと見同じでも、テーブルやソファで女性店員が接待する場合はラウンジやクラブ(風俗店)と言われたりします。なので、法律上はガールズバーと同じ扱いになります。一方で、キャバクラに代表される風俗店に当てはまるのは、以下のようなお店があります。

「接待」について詳しくは「初めてでも安心!ガールズバーとキャバクラの違いを徹底解説」をご覧ください。

キャバクラについて

キャバクラは風俗店であり、法律的にもスナックとは異なります。深夜営業(0時や1時以降)が出来なくなる代わりに、「接待」という特別な接客ができます。時間料金制という点でガールズバーと共通しますが、料金は平均して約2倍でドリンクなどの料金も高くなります。その分、キャストの時給も比較的に高い傾向にあります。

ラウンジについて

サービスや仕事内容という点では、ほとんどキャバクラと同じです。しかし、ラウンジには「ママ」が居ます。お店はママ中心に回っていて、お店の規則や雰囲気などはママによって異なります。また、キャバクラとは違い時間料金制ではなくフリータイムであるところもあります。キャストの指名制や服装など、キャバクラに比べると緩いところが多く、その分だけ時給もキャバクラには劣ります。

クラブについて

高級風俗店です。会員制で、紹介が無いと入れないお店が多いです。席料数万円(フリータイム)で、ドリンクは基本ボトル注文。基本は永久指名制で、指名を変えることはできないのだとか。

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ガールズバーとの違い

ガールズバーは「バー」であり、バーテンダーが全員女性であることが特徴です。スナック同様に風俗店には含まれませんが、それでは一体どんな違いがあるのでしょうか。

店内の雰囲気の違い

キャバクラより歴史の長いスナックは、その特徴から年配客が多いです。また、ホステスを引退してスナックを始めたというママさんが多く、お客さんの中には、ホステス時代のお客さんも多いです。ガールズバーとの違いの1つ目としては、ママが居るかどうかというのがあります。そして、スナックに行く人はママさんの古い知り合いであることは珍しくありません。

次に、客層の違いです。ママのつながりもあってか、スナックでは年配のお客さんが多いです。一方ガールズバーは比較的に若いお客さんが多いので、会話の内容やキャストの対応の仕方も変わってきます。ガールズバーではキャストとお客さんの世代が近いので、会話も自然と盛り上がりやすいですが、スナックでは、「キャストがお客さんの話を聞く」というスタンスになりやすいです。

料金システムの違い

どちらも時間制であることが一般的ですが、ガールズバーではショット制(1杯ごとに注文できるドリンク)か飲み放題制が多いのに対して、スナックではキープボトルを飲むというのが一般的です。また、ガールズバーではお客さんがキャストにドリンクを与えることで初めて一緒に飲めますが、スナックでは基本的にキープボトルを一緒に飲むことになります。

お客さんの目的のちがい

2つ目は、お店に行く目的です。お客さんはほとんどが地元の人や常連で、個人経営のお店が多いです。そこから生まれる温かい雰囲気の下「相談事や悩み事を打ち解けやすい」といった声もあります。また、社内コミュニケーションの代わりに、スナックに訪れるという声も。一人で行くなら、居酒屋ではなくスナックに行けば楽しく会話しながらお酒を飲むことができます。そこから恋に発展する男女や、中には結婚した例まであるという噂が。キャストの女の子を目的としたガールバーとは違い、スナックにはお客さんとの出会いやお店の雰囲気を求めている人が少なからずいます。

キャストの給料の違い

ガールズバーとスナックのキャストの給料を比較すると、時給だけをみるとあまり差は見られません。しかし、スナックはドリンクバックなどが無いことが多いため、そのことを踏まえるとガールズバーの方が沢山稼ぐことができます。

キャストの年齢層の違い

キャストの年齢は圧倒的にガールズバーの方が若い傾向にあります。客層に依っている部分もありますが、程よいお客さんとの距離感や、お店の立地もあり、学生やその年代の若い女の子はガールズバーでバイトをすることが多いからです。スナックはママを初めとして、元ホステスなど30代前後のキャストが多い傾向にあります。

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スナックとガールズバーどっちがいいのか

スナック ガールズバー
お客さん 落ち着いて飲みたい 若い女の子と話したい
キャスト 30代、40代 若い人

こんな人にはガールズバーがおすすめ

「とにかく若い女の子と話したい!」というお客さんには、ガールズバーがおすすめできます。20歳前後の若い女の子がキャストに多いガールズバーは若いエネルギーを貰うには最適な環境かもしれません(笑)また、他のお客さんとあまり関わりたくなかったり、お店とも親密にはなりたくない場合もガールズバーの方がおすすめです。

若い女の子が働くなら、ガールズバーが断然おすすめです。同世代の女の子が多く、お客さんとの距離感も守られているお店が多いので、夜のお店が初めての人でも働きやすいです。

こんな人にはスナックがおすすめ

若い女の子との会話を楽しむだけでなく、見ず知らずの人と一緒に飲んでみたい、アットホームな雰囲気で飲みたいと感じるお客さんはスナックへ行くことをお勧めします。また、スナックは年齢層が比較的に高めなので、落ち着いて飲みたいという方にもお勧めできます。

そんなスナックですが、近年は客層に変化が現れています。「身近では甘えられないから居場所を求めて」「接点がない人の話を聞きたい」「友人や家族にはできない相談ができる」と、若い女性客(スナック女子)が増えているのだとか。言われてみると、確かにコミュニケーションの減っていく一方の現代で、「自分をさらけ出せる場所はスナックくらいしかない」人がいることは当然かもしれません。

 

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ヒロ

将来のIT業界で大活躍するため、学業に勤しんでいる学生です。猛勉強の日々の中、バイクや音楽、お酒、ダンスを楽しんでいます。趣味は旅行です。

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