男性なら、一度はキャバクラやガールズバーに興味をもったことがあるのではないでしょうか。お付き合いでお店に訪れることもあると思いますし、もちろん、日頃の疲れの癒しを求めて、ということもあるでしょう。しかし、初めて夜のお店に行くときは少なからず不安があるのではないでしょうか。実際、私も初めてガールズバーに行ったときは緊張しまくりでした(笑)
しかし、この記事に出会ったらもう安心。「どんなお店?」「何をするところ?」等々の不安を解消できるよう、ガールズバーとキャバクラを比較しながら説明していきます。
ガールズバーとは
そもそもガールズバーとはどんなところなのか。
一言でいうと、ガールズバーは「バーテンダーが全員女性のバー」です。つまり「バー」です。普通のショットバーなどと基本は同じで、ただカウンターにいるのが女性、というだけ。この考えがベースになっているところが多いです。料金も一回の訪店で5,000円~と比較的リーズナブルで、当然「お触り」や「同伴・アフター」なんかも基本的にはありません。だって「バー」なんですから。
そう考えると「キャバクラとは違うかもな」と感じてきませんか?
ただ、普及した背景は「キャバクラ等の規制強化」があるので「バーの拡張」というよりは「キャバクラの拡張」という認識が強いのも事実かと思います。
キャバクラとは
「キャバレー」はご存知ですか?僕にとっては馴染みの無い言葉ですが、毎晩ステージでダンスショー等を行うキャバクラのようなお店がキャバレーです。歴史的にはキャバクラが後発なので、「キャバレーからステージをとったもの」がキャバクラと言えます。
キャバレーは時間制料金なのですが、その制度に「クラブのような高級感」を足し合わせたものとして、キャバレークラブならぬ「キャバクラ」が誕生しました。そもそもキャバレー=接待をベースとしているので、キャバクラも「キャバ嬢が男性を接待する」ためのお店である、と言えます。料金も一晩で1万は下らないお店がほとんどです。
意外と知られていないのが、「風俗と性風俗の違い」です。キャバクラは風俗店であり性風俗店ではないために、基本的にお触りokはありません。ただ、営業や利益のために「見て見ぬふりをする」キャバクラも中にはあります。
大きな違いは”接待”ができるかどうか
これまでの説明で薄々お気づきかもしれませんが、ズバリ、ガールズバーとキャバクラの違いは「接待ができるのかどうか」ということです。キャバクラでは接待が可能で、ガールズバーでは不可能となります。
お店を出すためには、申請をして許可を得る必要がありますが、この二者間ではその申請の内容が異なります(キャバクラは風俗営業、ガールズバーは深夜酒類提供飲食店営業)。それに従って法律による規制も異なるため、このような違いが生まれています。
接待の有無はお店のベースに沿っているものですが、それに伴った違いもいくつか見られます。どれも厳密には「店に依る」ので、ここではあくまで「〇〇なものが多い」という話です。
キャストの服装
キャバクラではキャバ嬢はほぼ華やかなドレスに髪型、細かい指導がある店舗が多いです。一方で、ガールズバーのバーテンダー(キャスト)は比較的にラフな格好をしています。お店のコンセプトに合わせたコスプレや、服装自由として至福で働ける店舗が多いです。
女の子との距離
「接客の距離」にも違いは表れています。具体的には、「キャバクラはソファーの隣で接客」で「ガールズバーはカウンター越しの接客」となります。お触りなどの禁止行為をするつもりでなくても、「物理的な距離は会話の上でも重要」と感じる方はお店選びに気を付けなければなりません。
年齢層
キャバクラはガールズバーと比べて、比較的に料金が高いので「中高年の客」が多いイメージでしたが、実際はそうでもないと言います。もちろん、若い年齢層の客が多く集まるガールズバーや年配ばかりのキャバクラもありますが、幅広い年齢層の客がいるキャバクラやガールズバーも存在します。結局のところ、業態による差があるとは言えない、ということになります。
一方でキャストの年齢には傾向が見られます。比較するとガールズバーのほうが若い女の子が多いです。具体的には18歳~20代前半が最も多く、高くても30代前半といったところです。キャバクラも20代のキャバ嬢が多いですが、20代から30代が多いことがほとんどです。
女の子の飲酒
ガールズバー、キャバクラともに共通して「女の子ドリンク」なるものが存在します。所謂、キャストの「ドリンクバック」などに充てられるやつです。つまり、働きながら、女の子もお酒を飲めるわけですが、女の子のお酒の強さは「キャバクラ>ガールズバー」だと言います。ガールズバーは未成年も多いからか、キャバクラには一定のアルコール耐性が求められるからか、定かではないです。
ガールズバーでは不可能な接待とは?
キャバクラでは接待ができると前述しましたが、そのためには「風俗営業許可」を取得する必要があります。もし、無許可で行い、摘発されてしまうと「逮捕・罰金・5年間の風俗経営への関与禁止」など痛手を受けることになります。では、接待とは何を指すのか、どんなサービスをするには許可が必要なのでしょうか。
警察庁の接待の定義では「歓楽的雰囲気を醸し出す方法により客をもてなすこと」とされています。”歓楽的雰囲気を醸し出す”かどうかの境界線ははっきりとは分かりませんが、より細かい基準はあります。以下の項目に該当するサービスを提供するためには許可が必要ということになります。
談笑・お酌等
特定のお客さんに対して長時間、談笑したり飲食物を提供する行為は、接待に当たります。ただし、お酌やお酒を作っても速やかにその場を立ち去る、カウンター内で注文を受ける、これらに付随した社交儀礼上の世間話等は接待とはなりません。ですが、実際のところ、「談笑時間規定」「お酌禁止」などのルールがあるガールズバーはとってもレアで、この点ではガールズバーもキャバクラに共通していると言えます(グレーゾーンですが)。
踊り等・歌唱等
特定のお客さんに対して、ダンスのショーを見せる、歌を聞かせる等の行為も接待に当たりますが、不特定多数のお客さんが相手の場合(ホテルのディナーショーなど)はその限りではありません。また、お客さん自身に歌を勧奨したり、一緒にカラオケでデュエットする行為も接待行為に当たります。そもそもダンスショーやカラオケなどのサービスを設けているガールズバーに限る話ですが、やはりここもグレーゾーンで、追加料金でキャストの女の子が歌うガールズバーも存在します。
遊戯等
お客さんと一緒にゲームをする行為は接待に当たります。お客さん一人であったり、お客さんたち同士の場合は接待とはなりません。
風俗営業許可のデメリット
前述したように、風俗営業許可があれば大きな利益が期待できますが、そのデメリットも大きなものとなります。その中で、お客さん側に関係するものは営業時間についてです。風俗営業をするためには、営業時間が午前0時までに制限されます。ただし、特別日という例外や、条例で時間を延ばしている地域も存在します。また、経営者側には、費用や取得までの日数、講習会の参加、お店の安全基準の達成など多数の手間もあります。
一方で、ガールズバーは「深夜酒類提供飲酒店」の申請をすることで、深夜営業(深夜0時以降)が可能となります。最近は、朝5時まで営業しているガールズバーが増えています。ただし、提供物が主に酒類ではない場合、この届け出は不要です。
違法営業をする店舗は存在する
夜の、ましてや深夜の営業をする業界なら仕方のないことかもしれませんが、違法な営業をするお店はあります。法改正や規制強化などの変化に追いつけず、知らないうちに違法営業してしまう店舗や、利益をもとめた悪徳店舗まで様々ですが、絶滅は困難であることは間違いないので、客側がそれなりの知識を持つことが重要になっています。
例えば、「接待を行っているガールズバーもある」という事です。接待も深夜営業もできてイイトコ取りですね。ここで、とてもややこしいのが「接待の解釈」です。少なくとも明確なルール決めていないお店は危ないでしょう。お店で明確なルールを定めていても、グレーゾーンで営業をしている可能性があります。
また、中にはお店の名前が「○○ガールズバー」としていても、法律上はキャバクラでサービス内容もキャバクラなお店もあります。
キャバクラとガールズバーどちらがおすすめか
キャバクラは「営業時間が深夜0時までで、女の子と密に接することができる」、ガールズバーは「深夜営業も可で、女の子とは短時間、会話するだけ」とまとめることができます。
安く女の子と話したいなら、ガールズバー
ガールズバーではだいたいワンセット2~3千円、シャンパンを開けたりしなければ、まず1万円を超えることはありません。目安としてはガールズバーはキャバクラに比べ、だいたい半分ほどの予算で済むと考えられます。接待がなくてもいい、会話だけでいい、という人にはガールズバーがおすすめです。
可愛い女の子を口説きたいなら、キャバクラ
一方で、キャバクラは”接待”というサービスがある以上、比較的に料金が高めになる傾向があります。ワンセット5千~1万円程度が多く、キャストへのドリンク、指名料、サービス料を含めると1万円を大きく超えるでしょう。高額なお金を払ってでも、女の子とより親しく接したいという人にはキャバクラがおすすめです。
キャバクラとガールズバー、それぞれが何をする(何ができる)お店で、どんなお客さんが集まってくるお店なのか、お分かりいただけましたか?この記事が、皆さんの嗜好の助けになることを祈っております!
ヒロ
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